お名前.comデスクトップクラウド、顧客情報の持ち出し確認|情報公開・補償と公式続報

更新要約

GMOインターネットグループとGMOインターネットは、お名前.comデスクトップクラウドへの不正アクセスについて、10月24日の第4報で顧客情報が外部へ持ち出された事実を確認したと公表しました。27日には、攻撃者とみられる者が顧客情報などと称する内容を公開したことを同日12時30分に確認したと発表しています。公開内容の確認は続いており、事実と異なる情報が含まれるおそれもあるとの説明です。 (GMO公式・10月24日第4報(情報持ち出しと対応) GMO公式・10月27日13時55分第10報 GMO公式・10月27日14時55分第11報)

第4報では、現在の同サービス利用者への一律5000円のお見舞金と、本件に起因すると会社が認めた不正取引の実現損失への条件付き補償を案内しました。27日の第10報では、情報公開の対象と会社が確認した利用者への別のお見舞金は検討段階です。旧21日時点の説明を残し、今回の公式続報と対象・条件・未確定事項を分けて追記します。 (GMO公式・10月24日第4報(情報持ち出しと対応) GMO公式・10月27日13時55分第10報 GMO公式・10月27日14時55分第11報)

資料時点:2026-10-27

詳しい追記へ

資料時点:2026-10-21

対象のサービスと運営会社

対象はGMOインターネットが提供する「お名前.com デスクトップクラウド」です。INTERNET WatchはFX自動売買向けのVPSサービスと説明しています。同じ名称を冠するドメイン登録や別のレンタルサーバーまで、今回の停止対象と一括して扱う発表ではありません。 (お名前.com公式(10月21日4時時点の発表) INTERNET Watch(10月21日・サービス概要と会社発表の報道))

不正アクセスで何を確認したのか

公式発表は、10月20日に一部の利用者サーバーで、第三者が設置した不正なプログラムを確認したとしています。侵入の手口、プログラムの名称、実行した人物や組織、侵入が始まった時刻は今回の本文では示されていません。 (お名前.com公式(10月21日4時時点の発表))

2万6739件は何の数か

会社が示す2万6739件は「影響の可能性のあるサーバー数」です。確認済みの流出情報数や被害人数、契約者の人数とは単位が違います。すべてのサーバーで同じ情報が流出した、または全利用者が同じ損害を受けたとする数字でもありません。 (お名前.com公式(10月21日4時時点の発表))

20日の確認から21日の停止へ

不正なプログラムの設置を確認した日は20日です。会社は被害拡大を防ぐため、21日4時以降、順次サーバーを停止すると案内しました。確認日、告知の基準時点、停止の開始時刻を分けて捉える必要があります。 (お名前.com公式(10月21日4時時点の発表))

全プラン停止による利用への影響

公式発表はデスクトップクラウドの全プランを対象とし、停止中はサービスを利用できないと説明しています。FX自動売買に利用していた場合でも、個別の取引や注文がどのような状態かを今回の発表だけから判断することはできません。 (お名前.com公式(10月21日4時時点の発表) INTERNET Watch(10月21日・サービス概要と会社発表の報道))

情報閲覧の可能性と漏えい未確認

サーバー内に保管された情報が閲覧された可能性があります。一方、会社は預かる個人情報の漏えいや、閲覧された情報の悪用を確認していないとしています。「可能性がある」という調査状況と、「流出を確認した」という結論を混同しないことが大切です。 (お名前.com公式(10月21日4時時点の発表))

決済情報についての会社説明

会社はクレジットカード情報を含む決済情報を保持していないと説明しています。これは同社の保有情報に関する説明であり、利用者が各サーバーへ保存していたすべての情報について、被害がないと保証する内容ではありません。 (お名前.com公式(10月21日4時時点の発表))

認証情報について求められている対応

会社は、サーバー内でIDやパスワードなどを保管・利用している場合、速やかに変更するよう呼びかけています。他のサービスで同じパスワードを使っている場合も変更するよう案内しています。今回の発表は特定の口座や取引の操作を指示するものではありません。 (お名前.com公式(10月21日4時時点の発表))

便乗した不審な連絡への注意

公式発表はフィッシングメールなどへの警戒も求めています。同社からメールや電話でパスワードやクレジットカード情報を尋ねることはないと明記しています。復旧や返金を名乗る連絡だけを根拠に、認証情報を入力しないよう注意する必要があります。 (お名前.com公式(10月21日4時時点の発表))

利用者・関係者の情報とSNS

本発表では個別の利用者、サーバー管理者の氏名や私生活、取引額を公表していません。SNS上の接続できないという投稿や損失の申告を、今回確認した被害件数として加算していません。担当者個人の経歴や家族情報を推測する根拠もありません。 (お名前.com公式(10月21日4時時点の発表) INTERNET Watch(10月21日・サービス概要と会社発表の報道))

復旧時期と調査の状況

21日4時時点の公式発表では、調査を続け、詳細が分かり次第公表するとしています。再開時期は確定後の案内とされており、本文にない時刻を復旧予定として掲載できません。停止後の状況は公式の続報で確認する必要があります。 (お名前.com公式(10月21日4時時点の発表))

捜査・責任・補償の未確認事項

今回参照した本文には、特定の人物の逮捕、起訴、判決、補償額の決定はありません。不正アクセスの公表だけから、侵入者の身元や社内関係者の責任、各利用者の金銭的損害を断定していません。 (お名前.com公式(10月21日4時時点の発表) INTERNET Watch(10月21日・サービス概要と会社発表の報道))

まとめと確認した出典

21日4時時点のお名前.com公式発表を、同日19時台の原稿準備時に直接確認しました。INTERNET Watchの記事はサービスの概要を補うものです。同じ会社発表に基づく数字を別々の被害として足さず、停止範囲と情報閲覧の可能性、未確認の漏えいを区別しました。 (お名前.com公式(10月21日4時時点の発表) INTERNET Watch(10月21日・サービス概要と会社発表の報道))

追記・補足

資料時点:2026-10-27

21日時点の未確認から、24日の持ち出し確認へ

旧本文は10月21日4時時点の発表に基づき、情報が閲覧された可能性と漏えい未確認を記載しています。その後、第4報ではシステムにセキュリティ上の問題があり、顧客情報が外部へ持ち出された事実を確認したと公表しました。過去の説明は当時の資料時点の記録として保持し、24日に確認状況が進んだことを明示します。 (GMO公式・10月24日第4報(情報持ち出しと対応))

27日に確認した情報公開と、内容の確認状況

第10報によると、27日12時30分に、攻撃者とみられる者による情報公開を確認しました。公開内容については確認を続け、事実と異なる内容が含まれるおそれがあるとしています。会社が本人の情報が含まれると確認した場合は対象者へ個別に連絡する方針であり、公開された内容すべてが正しいと確定した発表ではありません。 (GMO公式・10月27日13時55分第10報 GMO公式・10月27日14時55分第11報)

情報の拡散防止と便乗した連絡への注意

第11報は、情報の転載やSNS再投稿、誘導リンクの共有を控えるよう求めています。この記事でも個人情報や攻撃者のサイトへのリンクは掲載しません。同社は不審なメール等のリンクや添付を開かず公式サイトで確認することを案内し、パスワード・認証コードや被害金を取り戻すための費用を求める連絡に注意を呼びかけています。 (GMO公式・10月27日14時55分第11報)

5000円のお見舞金と別の検討を区別

第4報のお見舞金は、現在の同サービス利用者全員に金銭的被害の有無を問わず一律5000円を支払う方針で、受け取り方法等を10月30日23時59分までに登録メール宛へ案内するとしています。これは同日に入金されるという意味ではありません。第10報で検討を始めた、情報公開の対象と確認した利用者への別のお見舞金とは分けています。追加分の金額や支払時期はこの発表では未確定です。 (GMO公式・10月24日第4報(情報持ち出しと対応) GMO公式・10月27日13時55分第10報)

不正取引の損失補償には条件がある

第4報では、会社が本件に起因する不正取引と調査で認めた取引の差損や手数料等の実現損失を対象としています。市場変動による損失、得られたはずの利益、間接損害は対象外です。取引所等から返金があれば差し引く方針で、申請方法等の案内は11月6日までとされています。個別の損失が補償対象と確定したり、全額の利益補填が約束されたりしたとは記していません。 (GMO公式・10月24日第4報(情報持ち出しと対応))

現行基盤をそのまま再開せず、代替サービスへ

第4報は現行システム基盤をそのまま再開せず、希望する契約者に独立したクラウド基盤の代替サービスを案内し、移行後6か月間無償とする方針を示しています。本人の同意なく移行しないと説明し、提供時期や申込み、移行を希望しない場合の取扱いは10月30日23時59分までの案内としています。実際の移行完了や全契約の復旧を断定していません。 (GMO公式・10月24日第4報(情報持ち出しと対応))

攻撃者の主張と会社の確認を混同しない

第10報は27日13時55分時点でランサムウェア攻撃を確認していないとし、預かった利用者端末を調査・解析中と説明しています。第11報は要求に応じず警察等と連携する方針を示しています。攻撃者の身元・国籍や人数、公開情報の全件数を推測せず、会社が確認した事実と調査中の点を分けます。根拠は下記の公式第4・10・11報です。 (GMO公式・10月27日13時55分第10報 GMO公式・10月27日14時55分第11報)